【時間軸別の環境認識】
■月足・週足
一気の下降が月足レベルのサポート(押し安値付近)で一旦止められた状況。
その過程で、週足は先々週の上昇エンゴルフィンバーにより下落の一波が一服した可能性を示唆。
■日足・4時間
週足の下落の一波を日足で見れば、下落5波構成を完成済みとも読み取れる。
MA(日足21SMA=週足の一波を表現)も、伸びきった後に水平化し、抵抗要素としての効力を弱めてきている。
一方で、下落5波後の日足上昇波がラス戻り高値を抜けず、先週金曜の石破ショック→下落エンゴルフィンバーにより、再度の下落波入りを示唆するプライスアクション。
そうした動きの中、4時間では押し安値を抜けて上昇トレンドが崩壊済み。

以上の動きから、下落トレンド再開と見る教科書系4時間トレーダーの戻り売りが入りやすい場面。
その反面、既に月足レベルの最も重要なサポートに到達した上で明確に反発しており、
週足の伸びきった下落の一波は、先述のとおり終焉の可能性を既に示唆している。
いま、日足は前回上昇波に対する押し目買いエリアから反発し、昨日から本日にかけて上昇中。
先週金曜の下落後、鋭い切り返しにより、安値切上げ模様を見せている。
この反発は4時間や1時間で見るとはっきりした鋭い角度の上昇波となっており、
調整波というより、推進波の様相を見せている点にも注意したい。

【環境のまとめ】
4時間トレーダーを中心に、教科書どおりには戻り売りの場面(もちろん、それが正しい構え方)。
一方長期勢としては、既に伸びきった後の先っぽでさらに売り浴びせるというよりは、
まともな戻り目を待とうと考えやすい状況。
週足レベルの戻り目形成として、一旦のしっかりした縦軸調整(上昇)に向かう可能性。

以上から、仮に戻り売り勢の思惑が崩れて、セオリーに反する上昇に転じた場合、
裏切りを背景にプライスが伸びやすい場面には見える。
一方、戻り売りが大きく伸びるには、長期勢が参入不足になりそうなエリアに見える。

【方針】
一旦4時間トレーダーの思惑に沿った下降(1時間レベルの下降トレンド)が生じたとして、
それが結局は直近の4時間安値(かつ日足の新安値候補)を抜けないまま、
構えているサポート帯で止められ、再度1時間が上昇転換する場面を迎えればロングしたい。
→週足戻り目形成としての日足上昇3波・4時間上昇3波をテイクするイメージ
※戻り売りが勝る場合は、安値を抜けた後に再考する
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