【10/18 トルコリラ/円】120時間限定の円安時間・・か。

午前2時頃から米国上院のトルコ制裁決議案の採択で一時18.35円付近まで値を下げ、今度は「120時間限定でシリアへの攻撃を停止」という停戦合意で
再びリラは18.60まで値がジャンプ。リラ円投資家としてはなんとも頭を抱える相場に翻弄されながら14時20分現在、トルコリラ/円は18.65円付近での取引が続いています。

今回のトルコリラの下げでは大きなサポートラインであった18.55円付近を割り込み、18.20円付近を至現したため相場予想としては18円は割り込むことは必須と考えていました。
しかしTCMBの暴落を防ぐための流動性供給の制限が功を奏したか、シリア侵攻といいう大きな出来事にも関わらず18円は割り込まずにショートカバーで押し戻されることが多く、今回の戻り相場で一旦は円高圧力は終了したのでは。と解釈しています。

今後の展開ですが、停戦合意の時間は120時間という期間限定であり、時間が迫るに連れ再び緊張が走る中での円安一辺倒な相場にはなりづらいと推測しています。シリア侵攻関連情報が落ち着き、相場が経済指標や金融政策に目を向け始めるとトルコ国内の景況感の悪化が再びクローズアップされるのではないでしょうか。

チャートは1時間足ですが、ボリンジャーバンド1σをジャンプし当面はバンドウォークを維持できるか。目先の目標は18.70円で越週し、来週以降現在の水準を保てるかが焦点になるのではと考えています。

相場シナリオとしてのコアレンジ18.20-18.50は明確に越えたため、当方はショートからロングへ切り替え。この相場が今後19円程度まで続くのを期待したいところです。

Trend AnalysisTRYJPY

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