S&P500先物、ベース構築

今週の振り返り

今週は週足レベルでは長い下ヒゲをつけてハンマーのような陽線となりました。先週から続いてベース構築していたが、木曜日にベースの安値を少し下回った後、安値から急回復して金曜日にはベースの高値付近まで上昇した。

今のところは木曜日から金曜日の上昇の勢いをもって、次週ベースの高値を上抜けていけると、7月の高値越えを目指していくだろう。

しかし例年、レイバーデー明けの9月は値動きが荒れやすい。ベースで上値を抑えられている状態なので、金曜日の高値も否定されてベースの安値に向かう可能性が残っている。ベース安値を下抜けると売られやすくなるため、下落の動きには注意した方がいい。

S&P500構成銘柄の50日移動平均線を上回る割合が81.5%と天井圏に近づいているため、こちらも注意したい。利益確定売りが増える可能性がある。

次週のシナリオ
①上昇する場合

ベースの高値を上抜けると7月16日の高値越えを目指す。

7月16日最高値5721.25をうまく上抜けられる場合は、5,800が一段上の短期ターゲット。

②下落する場合

ベースの安値を下抜ける場合は5,500からフィボナッチ61.8%(5,491.5)の辺りがサポートになりやすい。ちょうど75日出来高加重移動平均線も重なっているポイントだ。

フィボナッチ61.8%を下抜ける時は、フィボナッチ38.2%が次のターゲットだが現時点では遠く時間が必要と見る。
Trend Analysis

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